日本で劇場公開された当時は
草食系男子が主人公のラブストーリー
というような宣伝文句だったような記憶があります
でも
主人公の男性は別に草食系ではないし
女性が肉食系というわけでもないし
…
草食系とかいう言葉は今も使うのだろうか?
こじらせ系とか言うのだろうか?
ま、この主人公、こじらせてもいないけど
…
そもそも作品の冒頭で
これはラブストーリーではない
と言い切っているし
で
恐らく、結構、普遍的な
人と人の関係の在り方を描いている作品
かなと
あらゆる物事に限らず
意思疎通しているはずの他者という人のことですら
自身の主観でしか判断していない
ことを再認識します
だから
恋愛したり投合したり
はもちろん
すれ違いや相違が生まれる
のは当然で
それでも人は
出逢わなくてはいけないし
時には別れなくてはいけない
それは
逃げでもなければ
攻めでもない
夏の後には秋が来る
のと同じ
そう
冬の後には春が来る。
『(500)日のサマー』(96分/アメリカ/2009年)
監督:マーク・ウェブ
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ズーイー・デシャネル 他
(C) 2009 TWENTIETH CENTURY FOX
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