この作品
ジョニー・デップが監督・脚本も兼ねた
今のところ唯一の長編作品
その点から
ジョニー・デップの作家性が一番よく表れている作品
つまり
ジョニー・デップという人が世の中に何を訴えたいかが一番分かる作品
と考えます
内容としては
社会問題の提起に繋がるようなシリアスな話とも取れますが
作品にはその点を強く訴えようとする感じやシリアスな雰囲気は漂っていません
決して明るい作品でもありませんがどんよりと暗い作品でもありません
作品に漂っているのは
いうならば“オフビート感”
そして店主
この“オフビート感”というものが
ジョニー・デップその人がまとっているものだと感じます
その“オフビート感”がハマった作品はものすごく面白いし
逆にハマらなかった作品はものすごくつまらない
当然“普通の人”なんて役柄を演じたら
むしろわけがわからない(笑)
さて
ジョニー・デップ自身はこの作品を
「人の生き方の真意を問う愛の映画」
という感じの言い方で紹介しています
正にその通りなのでしょう
そして
当時すでに超有名人として世間の眼に晒されていたジョニー・デップ
俺の生き方を他人にどうこう評価される気は無い
とこの作品を通して世の中に言いたかっただけかもしれない
だとすれば
一介の凡人が勝手に余計な事ほざいているよな
と少し反省する次第です。。
『ブレイブ』(123分/アメリカ/1997年)
監督:ジョニー・デップ
出演:ジョニー・デップ、マーロン・ブランド 他
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