内戦下スペインの孤児院を舞台にしたお話
アカデミー賞受賞の監督となったことで
すっかり名匠になってしまった感のある
ギレルモ・デル・トロ監督・脚本の作品
前回からの流れで
ホラーが得意なギレルモ・デル・トロ
というボヤキにしようとこの作品
作中漂う雰囲気は明らかにホラー
何より“幽霊”も出てくるし
とはいえ
冷静に作品を観てみると、、
ホラーじゃないような、、
切なく、悲しく、美しく、詩的
“幽霊”がものすごく愛おしくなりますし
表向きのジャンルで観る観ないを選ぶともったいない
典型的な作品かも
しかし
この作品のジメッとした感覚は何でしょう?
店主は
横溝正史の作品に漂う感覚を思い出します
ギレルモ・デル・トロによる
ゴシック・ロマンスとは
世界共通で受け入れられるもの
なのかもしれませんが
日本人にはより深い共感が生まれるもの
なのかもしれません。。
『デビルズ・バックボーン』(106分/スペイン・メキシコ/2001年)
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:マリサ・パレデス、エドゥアルド・ノリエガ 他
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