1980年代のイギリス
海辺の町の映画館を舞台に
人と人の交流を描く
もう10年以上前
サム・メンデス監督が“007”の新作を撮る
と聞いた時には驚きました
サム・メンデス監督は
家族を題材にした作品ばかり
それも基本的には
お家へ帰る
ということを描いた作品ばかり
と思っていましたので
そして完成した
“007”『スカイフォール』
を観ての感想は、、
、、、
やっぱりお家へ帰る話じゃん
『エンパイア・オブ・ライト』
お家へ帰る話
とは違うお話のようですが
サム・メンデス監督作品なので
お家へ帰る話
として観てしまうわけです
同じ空間で過ごすことで
人と人の間に深い関係性が生まれる
それは家族がお家でやっていること
血縁ということ以上の
つながりを作っています
映画館で同じ時間を過ごした人たちは
望む望まざるに関わらず
交流しています
同じ映画を観たということ以上の
つながりがあります
そうか
映画館は
お家だったか
特に一部の人にとっては
寝たり食ったりしている場所
それ以上にお家なのかも
映画を観る環境が
配信とかというもののために
→映画会社のビジネス優先のために
感染症というものを背景に
人と人が会ってはいけない状況の中
→映画会社がビジネス優先にするために
都合よく生じた状況の中
映画館というものの存在が問われる
そんな昨今
映画に携わる人
そして
サム・メンデス
という人にとっては
『エンパイア・オブ・ライト』
は生み出すべき作品であった
のだと思います。。
『エンパイア・オブ・ライト』(115分/イギリス・アメリカ/2022年)
監督:サム・メンデス
出演:オリビア・コールマン、マイケル・ウォード 他
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