スイング・ステート

アメリカ大統領選挙の話題を目にすることも多くなり
改めて大統領選挙の仕組みなどを学ぼうかと映画を観ます
大統領選挙を題材とした作品には良作も多く
選挙や政治の話にとどまらず
人の生き方を問いなおす作品もあります

『スイング・ステート』
コメディに分類されているようで
実際肩肘張らずに鑑賞できます
大統領選挙を題材にしているというよりも
選挙をするために作られたシステムの
おカネに関わる部分にちょっと欠陥があるんじゃないの
というところをポイントにして
経済的衰退を感じさせる地方都市を舞台に
人間模様が描かれるお話

政治とおカネ の話題は
この国のいつの時代も事欠かきません
地方創生 とやらも言われ続けて
特産品開発・観光振興・企業誘致 等々
都度話題になったりしますが
要は数十年特に何も変わっていない
ということで
だから選挙に行こう と切々と唱えるよりも
そんな政治家をうまーく出し抜いて得たものを
“公”に分配する
誰かによって作られたシステムに乗っかって
いかにおカネを持ってくるか ではなくて
誰かが得するようにできているシステムを
うまーく利用しておカネを持ってきて
“公”に分配する
そんなことをやってしまう輩が
この国の地方に出てこないものか
そんな輩がいるところなら住みたいよな
と、この作品を観て思ってしまったりします。。

『スイング・ステート』(102分/アメリカ/2020年)
監督:ジョン・スチュワート
出演:スティーブ・カレル、クリス・クーパー 他

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