アメリカの映画作りに関するシステムも色々と批判があったりするわけですが、10代の心の動きを美化するでもなく卑下するでもなく描いた映画作品を作って世に出せる、そしてそれを評価できる、その様な映画に関する土壌には感心します。
店主の知る限りではありますが、最近の日本の青春映画と言われる作品はどちらか大きく振れていたり、もしくはキュンキュンするだけで、ちょっと残念に感じています。誰のための何のための青春映画なのか、わからない時もあります。
子どもたちの生活を描きたかっただけです。私たちが子どもたちにふさわしいと感じた現実を描写することは私たちの責任のようには感じませんでした。(variety.com の記事より意訳引用)
と、監督のボー・バーナムは言っています。
おそらく日本の映画に関わる偉い大人たちの多くは、そのようには思っていないのでしょう。
店主、これまで生きてきた時間よりも短いであろう残りの人生の時間は、
年齢は関係ないよと青春を謳歌しながら、自身が相応しいと思っている世界を子どもたちに押し付けるより
子どもたちを正しく見つめて、そこから共に学ぶことに時間を費やす
そういう大人でありたいと思っています。。。むむっ、一応、大人の自覚はあるのですw。。
『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』(94分/アメリカ/2018年)
監督:ボー・バーナム
出演:エルシー・フィッシャー、ジョシュ・ハミルトン 他
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