ミラグロ/奇跡の地

『パブリック・トラスト』という作品の上映会を開催しますが
その製作総指揮に名を連ねているのが、ロバート・レッドフォード
名優であり名監督、そして名プロデューサー

そのレッドフォードの監督第2作目が『ミラグロ/奇跡の地』
ある町で繰り広げられる開発業者と住民達の紛争

文字にすると何やら危うい雰囲気がありますが
舞台となる町ののどかさと同じく穏やかに
映し出される自然の美しさと同じく爽やかに
展開するお話です

悪く言うと要は地味な作品で
実は店主
それほど思い入れがあるわけでもなく
記憶にもあまりない感じではありました
それにレッドフォードの監督作は
この作品の前が
アカデミー賞を取った『普通の人々』
この作品の後が
自然情景もブラッド・ピットも美しい『リバー・ランズ・スルー・イット』
だから『ミラグロ/奇跡の地』という作品が印象に残らなくても仕方がない?

ただ『パブリック・トラスト』という作品に触れてふと思います
レッドフォードという人の作家性が一番顕著に表れているのが
実は『ミラグロ/奇跡の地』なのではないか
などと。。

『ミラグロ/奇跡の地』(118分/アメリカ/1988年)
監督:ロバート・レッドフォード
出演:チック・ヴェネラ、ルーベン・ブラデス 他