1970年の作品『ひまわり』
レストア版が現在劇場で公開されており
お客さんも入っているようで注目されています
名監督と名優によって彩られた間違いなく名作と呼べる作品であり
何より
現在のウクライナで撮影された印象的なシーンがあること
反戦を一つの作品テーマとして捉えることができること
を考えれば
この時期この作品に改めて
もしくは初めて触れることを否定する理由はありません
ただし
この作品はウクライナの作品ではなく
イタリア・フランス・アメリカと“ソビエト連邦”
の作品です
『ひまわり』を観て
今のウクライナのことを少しでも想ったのならば
ウクライナの映画作品を観ていただきたいと思います
今のウクライナのことを少しだけでも想ってください
というのならば
続けてウクライナの映画作品を観せることをしていただきたいと思います
では
ウクライナの映画作品としては何があるのでしょうか
カンヌ映画祭などでも注目された
『ザ・トライブ』を思い浮かべる方は多いかもしれません
店主としては
この『故郷よ』という作品を取り上げておきます
チェルノブイリ事故の当日と10年後
チェルノブイリの隣村プリピャチで暮らす人々が描かれています
現実として
その場所はその10年間でソ連の大地からウクライナの大地となりました
今再び
ウクライナの大地で暮らす多くの人が
故郷の大地を失うことが無いことを願います。
また店主は
この作品が2011年に制作されていることに
因果を感じてしまったりします。。
『故郷よ』(108分/フランス・ウクライナ・ポーランド・ドイツ/2011年)
監督:ミハル・ボガニル
出演:オルガ・キュリレンコ、アンジェイ・ヒラ 他
(C)2011 Les Films du Poissons
『ザ・トライブ』(132分/ウクライナ/2014年)
監督:ミロスラブ・スラボシュピツキー
出演:グリゴリー・フェセンコ、ヤナ・ノビコバ 他
『ひまわり』(107分/イタリア・フランス・アメリカ・ソ連/1970年)
監督:ビットリオ・デ・シーカ
出演:ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ 他
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