暴力脱獄

暴力を振るって脱獄する、というお話ではありません
暴力を受けたので脱獄する、というお話、
、、でもないように思います
原題は“Cool Hand Luke”
ポール・ニューマンの魅力が全て
の作品なのかもしれません

あからさまな
キリストのお話の焼き直しで
反骨精神や反権力といった
テーマが含まれているという
この作品が
本当に日本人に響くのか
などと感じます
日本の現実社会での宗教の話題といえば
いまひとつよろしくない話ばかりで
権力に媚びることなく
権力に利用されることなく
本当の意味で弱者の支えとなる
そのような宗教が存在していないことを
証明しているよう

映画に話を戻しますと
キリスト教徒の多い国の映画は
聖書の教えをベースにした作品が
多くあるようです
長く語り継がれてきたお話
には重要な意味がある
その点では新海誠 監督が
作品作りで意識している(らしい)ことは
極めて妥当で
新海作品が人気になることも
よくわかるような気がします。。

『暴力脱獄』(127分/アメリカ/1967年)
監督:スチュアート・ローゼンバーグ
出演:ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ 他

(C) 1967 WBEI