墨攻

酒見賢一さんが去ってしまいました。

当時
“日本ファンタジーノベル大賞”
というのが始まるということで
何をきっかけとしたのかは覚えていませんが
注目していました
その大賞受賞作が『後宮小説』
読んでみると面白く
しかしどちらかというと
この作品をファンタジーノベルとして
賞を与えた人の方に感心したり
読後すぐくらいに
アニメ化作品
『雲のように風のように』
もテレビで観て、以後
酒見賢一作品に触れ続けることに。

『墨攻』
酒見賢一原作小説の映画化
というよりは
森秀樹さんによりコミカライズされた作品の映画化
のようですが
個人的に満足のいく映画でした

映画館のレイトショーで鑑賞
少し離れたところにはスーツ姿の4人組
その内の恐らく上司であろう方が
墨子はな、、老子はな、、孔子はな、、
と映画が始まるまで語っていたのを覚えています
もしやその風景は現在では
ハラスメントの可能性を問われるのだろうか
そう思ってしまうのも
“兼愛”
が足りていないからでしょうか。。

『墨攻』(133分/中国・日本・香港・韓国/2006年)
監督:ジェイコブ・チャン
出演:アンディ・ラウ、アン・ソンギ 他