エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

マルチバース
その言葉もその概念もすっかり定着した感があり
(↑それぞれ同様な別のものを含む)
それは最近のコミックをベースとした各映画作品のおかげかとも
とはいえ特に目新しいというわけでもなくて
コミックでは昔から描かれていたわけですし
映画を含めた創作の世界では
同様な設定は以前からありました
それが今になって
マルチバースの設定がもてはやされる
現実現在世界のどのような社会背景がその理由としてあるのか
そういうことを考察するのは別の人の仕事

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
簡単に言ってしまえば壮大な親子喧嘩のお話
銀河全体を巻き込んだ壮大な親子喧嘩のお話だった
あの某有名シリーズと同じ
作中で語られる多様なテーマも
作外での話題性も
斬新な価値を提供した
何かを先導(扇動)した
わけでもないのに
色々と賞を獲得
つくづく○○賞なんて所詮どれも内輪のお祭り
と改めて思い
ただ作品自体は
それぞれのテーマに答えながらテンポよく進み
不覚にも?何度も感動してしまう
とてもよくできた
しかしクセが強い作品
ダニエル&ダニエルの監督作品は他もクセが強いので
当然といえば当然で
そして思うのは
結局
映画なんて壮大なハッタリ
なんて素敵なハッタリなんだろう
と。。。


『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
(139分/アメリカ/2022年)
監督:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート
出演:ミシェル・ヨー、ステファニー・スー 他

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