ニコラス・ケイジ主演
溺愛するブタを奪還するべく戦う男を描いた慟哭のリベンジスリラー
などという宣伝文句を見ると
B級映画の香りが漂うわけですが
お話の展開は真っ当で
それは
登場人物それぞれの
その行動に至る感情が明確で
その感情にある背景に違和感もなく
それらが積み重ねられてお話が進む
からかと思われます
脚本がしっかりしていて
演出も適切で
役者さんそれぞれの演技が優れている
そんな作品なのでしょう
このような作品に出会えるから
映画を観ることをやめることができません
結果観られなかった
ということはあっても
この作品は観ない
などという選択肢はありません
ニコラス・ケイジ出演作品に限ったことではなく
B級映画
なんて言葉を気軽に使ってしまったりするのですが
予算以外の部分で
何をもって“B級”と評されているのかわからないなぁ
などと思うこともよくあったりするのです
作品に対する愛情の裏返しであればいいのですけど。。
『PIG/ピッグ』(91分/アメリカ/2021年)
監督:マイケル・サルノスキ
出演:ニコラス・ケイジ、アレックス・ウルフ 他
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