17歳のカルテ

『17歳のカルテ』
という題名ですが
恐らく主人公を含め
17歳の人は誰も登場していない
17歳という言葉に何かしらの意味を込めて
この題名を付けたのでしょうが
日本では成人年齢も変わり
そもそも
17歳の当事者からしてみれば
年齢でまとめないでください
という話になりそうで
もったいない
原題は“Girl, Interrupted”

ここでしか生きられない
と思っている人は
時に力強く
時に魅力的
そのことによって
周りからも一目置かれてしまった人が
何をしてしまうのかは
この作品からも
最近の社会や世界情勢からもよくわかる
異常とか正常とかの基準はない

主人公は
ここではないどこか
でも生きていけると気づく
それに気づけば
他の誰かの力強さに従うことも
他の誰かの魅力に憧れる必要もなく

こんな感想は
最初観た時とは違うな、と
最初観た時も17歳はすでに過去だった店主。。

『17歳のカルテ』（127分／アメリカ／1999年）
監督：ジェームズ・マンゴールド
出演：ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー 他

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